カルタゴとか言う古代経済立国! 〜ハンニバルの危惧した経済偏重主義〜

カルタゴ。ローマ史にちらっと出てくる、ローマと地中海覇権を争った強国でした。

1度完膚なきまでにローマに敗北し、武装解除するものの、今度は経済大国としてのしあがり、再びローマを脅かすようになりました。

その結果どうなったか・・・、ローマはカルタゴを脅威に抱き、結局は滅ぼされてしまったのでした。

さてさてそんな1度やられても復活したカルタゴですが、今の日本とも通ずるところがあったりするので、合わせて見て行きましょう〜!!

第1・2次ポエニ戦争

時は紀元前、地中海覇権を巡り、ローマとカルタゴが戦争します。結果的にカルタゴはローマに敗北し、海外領土を全て失い、多額の賠償金を課せられ、武装解除させられます。

ハンニバルがローマ付近まで迫り頑張りましたが、カルタゴ本土からの補給がなされず、連携不足で右往左往している間にカルタゴ本土が狙われ、負けてしまいました。

第3次ポエニ戦争

多額の賠償金を課せられたカルタゴでしたが、敗戦後経済力を身につけ、賠償金を期限前倒しで借款してしまいます。これに驚いたのはローマ。そんな経済豊かな、危険な国は何が何でも潰さなければなりません。

ということで、カルタゴは適当に難癖つけられローマに滅ぼされてしまいました。ハンニバルはローマの意図に早い段階で気づいたのですが、カルタゴ本国は聞く耳持たずでした。2度と再生しないように、カルタゴ市民は全員虐殺されるか奴隷とされ、街には塩をばらまかれたようです。

経済力に物を言わせて軍事力を強化しておけばこんなことにはならなかったはずですが、当時のカルタゴは経済豊かでウハウハ、平和ボケしていたようです。

なぜカルタゴはローマに勝てなかったのか?

制度の問題が大きかったと思います。ローマは市民軍、カルタゴは傭兵。金のために戦う軍隊だと、有利な時にはいいですが、危なくなったら逃げてしまうのでいざという時に役に立ちません。傭兵に頼り切ると、自分たちで自分の国を守るんだという意識も生まれづらいので、それぞれの思惑で好き勝手初めてしまいます。ハンニバルが、本国と連携を取れなかったのもその一つでしょう。

この現象は、フランス革命期にも起こり、ヨーロッパ諸国は王政を取り、王のために戦う郡代でしたが、自分たちのために戦う市民軍を率いて戦っていたナポレオンに全く勝てなかったのと類似していますね。

さらには、武装解除して経済偏重すると、軍事力の大切さを忘れてしまう平和ボケに陥ってしまいます。これは今の日本にも通ずるものがありますね。日本も経済偏重により、バブルが爆発し、潤っていましたが、脅威を抱いたアメリカその他から、様々な圧力をかけられ、結局不況に陥ることになりました。


引用元

2: 科学する人 2012/05/15(火) 22:49:32.63 0

カルタゴ【Carthago】

アフリカ北部、現在のチュニジアにフェニキア人が建設した古代植民都市。
前6世紀以来繁栄したが、ローマと地中海の覇権を争い、前146年、第三ポエニ戦争で滅亡。
首都チュニスの北郊にその遺跡が残り、1979年、世界遺産(文化遺産)に登録された。

6: 科学する人 2012/05/16(水) 22:25:52.92 0

【フェニキア人】
セム族に属する一民族、カナーン人のギリシャ名。
前3000~前2000年ごろ、地中海東岸中部に多数の都市国家や植民市を建設。
航海に長じて海上交易に従事、その活動範囲は大西洋やインド洋に及び、
各地にオリエント文明を伝えた。

「ポエニ」=「フェニキア」

9: 科学する人 2012/05/17(木) 23:56:50.10 0

【フェニキアの隆盛】
・紀元前15世紀頃 都市国家を形成し始める。
・紀元前12世紀頃 盛んな海上交易で、地中海全域に進出。
紀元前15世紀頃~紀元前8世紀頃、繁栄を極める。

主なフェニキア人都市
ティルス、シドン、ビュブロス(現レバノン)、
アラドゥス(現シリア・アルワード島)など。

11: 科学する人 2012/05/19(土) 07:44:06.58 0

高校教科書(山川・詳説世界史B)「フェニキア」「カルタゴ」「ポエニ」の記述

フェニキア人(Phoenicians)はシドン・ティルスなどの都市国家を
つくり、クレタ・ミケーネ文明がおとろえた後をうけて地中海貿易を
独占し、またカルタゴをはじめとする多くの植民都市を建設した。
フェニキア人の文化史上の功績は、カナーン人の使用した表音文字
から線状のフェニキア文字をつくり、これをギリシア人に伝えて、
アルファベットの起源をつくったことにある。
* * *
前6世紀のなかばごろ、イラン人(ペルシア人)のアケメネス朝がおこり、
第3代のダレイオス1世は、西はエーゲ海北岸から東はインダス川に
いたる大帝国を建設した。・・・(略)・・・海上ではフェニキア人の貿易を
保護して、財政の基礎を固めた。
* * *
ついでローマは、地中海西方を支配していたフェニキア人植民市
カルタゴの勢力と衝突し、3回にわたるポエニ戦争(前264~前146年)
がおこった。カルタゴの将軍ハンニバル(Hannibal/前246頃~前183頃)
がイタリアに侵入してローマは一時危機におちいったが、スキピオ
(Scipio/前236~前184/183)の活躍などで戦局を挽回し、ついに勝利した。
* * *
属州
イタリア半島以外のローマの征服地をさす。第1回ポエニ戦争の勝利に
よって獲得されたシチリアが最初の属州となった。

15: 科学する人 2012/05/19(土) 21:12:19.37 0
アレクサンドロス大王はペルシア帝国の軍勢を大敗させたあと、
フェニキアの都市国家テュロスを攻めて陥落させている
さらにエジプトも掌中におさめてからスサやペルセポリスに向かった

16: 科学する人 2012/05/19(土) 21:57:26.09 0

アレクサンダー大王ってのは、すごいんだね。

『紀元前332年、マケドニアのアレクサンダー大王の東征軍に対し、
フェニキア人の中で唯一激しく抵抗したが、包囲され、
要塞化されたティルスの島に立てこもった。
しかし、アレクサンダー大王は艦隊で海上を封鎖し、7ヶ月かけて
島との間の約1キロメートルを埋め立て陸続きにしてしまう。
その後の総攻撃によりティルスは陥落。』

18: 科学する人 2012/05/20(日) 16:04:17.52 0
フェニキア人(カルタゴ)とギリシャ人(南イタリア・シチリア)の
仲の悪さを利用して
ローマが拡大したんだよね

19: 科学する人 2012/05/20(日) 16:31:49.62 0
シラクサ(ギリシャ系)に攻められたメッシナ(ギリシャ系)がローマに助けを求めたのが
ポエニ戦争の発端じゃないっけ?

20: 科学する人 2012/05/20(日) 16:51:33.55 0
>>19
そうだね
カルタゴは中立宣言しとけば良かったのに

36: 科学する人 2012/05/27(日) 12:42:22.27 0

ハミルカル・バルカス .Hamilcar Barcas (?―前229)

カルタゴの部将。ハンニバルの父。
・紀元前247年カルタゴ軍の指揮権を受け継ぎ、第一次ポエニ戦争を戦う。
シチリアに上陸してローマ軍を破り、イタリア半島沿岸部をクーマエ
まで略奪する。しかし本国から十分な救援が得られず、
前241年シチリアのアエガテス沖の海戦に敗れてローマと和を結ぶ。
・のち帰国し、敗戦による給料未払いのため起こった傭兵の反乱を抑え、
政敵ハンノと戦った。
・前237年新天地を求めて息子ハンニバル、女婿ハスドルバルらとともに
イベリア半島へ渡ってガデス(現カディス)からアンダルシア地方を
支配下に収め、勢力を拡大。
・前229年エルケーの攻囲から引き揚げる途中、溺死。

42: 科学する人 2012/05/30(水) 03:23:21.25 0
ローマは国土を蹂躙されても平気なのに、
どうしてカルタゴはすぐに負けてしまうん?

43: 科学する人 2012/05/30(水) 23:57:23.66 0

軍事をおろそかにしたからかな

北朝鮮=ローマ
韓国=カルタゴ

違うか

45: 科学する人 2012/05/31(木) 10:22:47.41 0

>>43
むしろカルタゴの歴史が日本とダブるんだが

カルタゴ
・昔は大国であるローマに匹敵するくらい強力な国だった
・そのローマに負けて軍備を制限された
・軍備を制限されたおかげで逆に商業に力を費やす事ができるようになって経済大国になった
・その経済的な成功の反面、人々は豊かさに浮かれ再軍備を求める声すらもなくなっていた
・経済的に台頭してきたカルタゴがウザくなってきたローマに潰された

日本
・戦前は世界有数の軍事大国だった
・アメリカに負けて軍備を制限された
・軍備を制限されたおかげで逆に商業に力を費やす事ができるようになって経済大国になった
・その経済的な成功の反面、人々は豊かさに浮かれ平和ボケして再軍備を求める声すらもなくなっていた
・経済的に台頭してきた日本がうざくなったアメリカに潰された

まるでカルタゴは日本だわ………

44: 科学する人 2012/05/31(木) 00:19:18.06 0
非カルタゴ人に対して、同化してカルタゴ人に加えたりせず、
あくまで被支配層・奴隷・傭兵として扱ったため、
国内の結束がいまいちだった(というかローマが特異)

46: 科学する人 2012/05/31(木) 10:25:29.34 0
アメリカの歴史もまるでローマなんだよなあ
アメリカがローマなら日本はカルタゴってところか

48: 科学する人 2012/05/31(木) 10:49:10.87 0
日本とカルタゴはちっとも似てない。
そもそもカルタゴはフェニキア人の殖民都市だが
日本にはフェニキア本国に当たる存在がない。

49: 科学する人 2012/05/31(木) 14:54:20.99 0

日本=カルタゴ論は、バブルはなやかなりし頃の与太話。
だいたい第二次ポエニ戦争で海外植民地を失っているので、商業・鉱業は衰退した。
代わりに国内農業に力を注いだから「カルタゴのイチジク」のたとえも出てくる。

また、カルタゴの軍備は基本的に傭兵によるもので、市民兵などはない。
経済面ではたいしたことなくても、一応の金があれば傭兵は集められる。
隣国ヌミディアとの紛争でローマの調停を受けた際、ローマの弱腰と見たカルタゴ政府は、
調子に乗って集めた傭兵でヌミディア本土を侵略し、しかも負けた。
その後のカルタゴ側の交渉もまずく、ちょうどギリシャでも反ローマの動きもあったため、
イラついたローマに取り潰された。

55: 科学する人 2012/05/31(木) 17:21:05.61 0
戦争屋としての評価が高いのは妥当だろうな
ローマの支配は特殊なんだって所を見極めて
何かいい方法を考え付いてたら成功してたかもな
カンネの前にもかなりやっつけて、とどめのカンネでも完勝したのに
まだ抵抗続けるとか常識が通じない相手とは普通は思わないだろうしなw

57: 科学する人 2012/05/31(木) 17:37:56.82 0
あのときのローマ同盟の結束は当時の地中海世界の常識を超えているから、仕方ない面もある。
カンネの勝利のあと、ルビコン以北で対峙してガリアを完全に味方にして再編はかったほうが良かったかもな。

73: 科学する人 2012/06/08(金) 01:54:01.71 0
日本が参考にすべきはカルタゴだけじゃなくて、ローマに滅ぼされた
すべての国々だよな。皆ローマに従順だったのに、あれやこれやと因縁
付けられて、諦めて平和に、あるいは最後の抵抗を挑んで、それぞれ
滅ぼされていったものな。ヌミディアも結局は滅ぼされた。

78: 科学する人 2012/06/08(金) 12:46:52.42 0
だからカルタゴを参考にすればいいんだよ
カルタゴの歴史なんかは日本そっくり
あるいはブリタニアを

79: 科学する人 2012/06/08(金) 12:50:56.38 0
じゃあカルタゴが滅ぼされないためにはどうすればよかったの?
日本はハンニバルをアメリカ本土へ突撃させればいいの?

80: 科学する人 2012/06/08(金) 13:05:19.14 0
>>79
経済力を軍事力に転換すべきだったな
経済的に繁栄したカルタゴは平和ボケ状態になって
軍備を整えろという声すらも出なくなったカルタゴの経済的な台頭を危惧したローマによりあっという間に滅ぼされた
だから軍備を整えてローマに瞬殺されない程度の軍事力を保有すべきだった
そうすればローマも容易にカルタゴに対して侵攻は出来なかっただろう
まぁ日本=カルタゴ ローマ=アメリカでも
状況が違うからアメリカが日本を滅ぼすなんて事はないだろうけど
ただ、蛮族に攻められてブリタニアを放棄したローマのように
蛮族=中国軍に攻められて日本=カルタゴ=ブリタニアを放棄するローマ=アメリカという構図はありうる

86: 科学する人 2012/06/12(火) 21:00:38.21 0

>>45>>49>>80

日本=カルタゴ論とは、
日本の外務省のアメリカンスクールが、80年代のアメリカのジャパンバッシングを
懸念して海外での日本のバブル的企業活動を押える為に言い触らされた対米配慮のプロパガンダ。

フリーアナウンサー森本毅郎の兄で、日本の文明批評の第一人者として
知られてた森本哲郎が盛んに「日本=カルタゴ論」のマスコミ宣伝活動を行った。

日本の安保問題は核武装と日印安保条約締結で問題解決する。
これで対中牽制と同時に対米自立にもつながる。

アメリカは、核武装国家には、絶対に手を出さない。
日印がシナを挟み撃ちにしたらシナは身動きできない。

シナの三峡ダムを日印が同時に核攻撃したら、シナは防ぎようが無く、華南と華中が壊滅する。

84: 科学する人 2012/06/11(月) 15:49:58.82 i

>>80
そのローマ自体も平和ボケて、兵役をゲルマン人に任せて
弱体化を招いた

明日はわが身だな
“必要なのは人を殴れる人間だ”

89: 科学する人 2012/06/13(水) 13:32:47.59 0
    ポエニ戦争(紀元前264年 – 紀元前146年)
ローマ人 ===== ギリシャ人
↑             ↑
│             ↓ アナトリア・シリア・エジプトにおける商業・貿易活動での競合関係
└─────→ フェニキア人 (カルタゴ)
地中海貿易でのライバル関係

106: 科学する人 2012/06/17(日) 09:53:02.66 0

流れ的には、

ベルベル人(北アフリカ先住民族)

フェニキア人の植民(カルタゴ)

抗争(カルタゴ⇔ヌミディア(ベルベル人))

カルタゴ滅亡

ヌミディア、ローマに屈服、属州化

ヴァンダル人(ゲルマン)侵入←押し出される←フン族侵入

ヴァンダル王国

いろいろあって、アラブ人(イスラム帝国)支配下に

130: 科学する人 2013/08/19(月) NY:AN:NY.AN 0

フェニキア→カルタゴ→ベネチア→スペイン→オランダ→イギリス→アメリカ

カルタゴは滅んだが、その末裔は世界を席巻した。
逆に勝利者だったローマは跡形も無い。

131: 科学する人 2013/08/19(月) NY:AN:NY.AN 0
>>130
いや、それは違う
ヨーロッパ世界は、常にローマ帝国を復活しようとして
少し成り上がれば、カエサルの称号をつけるぜ
フランク王国、神聖ローマ帝国、ロシア帝国

133: 科学する人 2013/08/19(月) NY:AN:NY.AN 0
>>131
名前だけ残ったって意味が無い。重要なのは中身、精神だよ。
金こそ全てというカルタゴの思想は今や全人類の宗教だが、
それを嫌い滅ぼしたローマの精神は残っていない。