立憲君主制とかいう最強の政治制度!〜共和制・絶対君主制との違い〜

日本は立憲君主制ですが、世界では立憲君主制を取っている国は少なく、50も無いようです。

共和制と絶対君主制の間を取った非常に優れたシステムですが、政体を維持するためには伝統的な国王が必要だったり、条件が整っている必要があります。

フランスやドイツでは失政で国王が追い出されてしまいましたからね。一度大失政を犯し追い出されてしまうと立憲君主制という政体をとるのは非常に難しくなります。

今回は、そんな立憲君主制を順序見ていきたいと思います。

絶対君主制のメリットデメリット

立憲君主制は絶対君主制と共和制の中間的な制度なのでまずは絶対君主制から見ていきます。

絶対君主制は、国王が強大な権力を持つ制度です。強い権力というのは、調子が良い時は絶好調、大成功ですが、悪い時になると、絶不調、大失敗に陥ります。

昔なら大失敗といっても、精々戦争に負ける程度でしたが、現代においては、この大失敗が大問題で、勝手に核戦争を始めて反撃を受けて自国が大炎上なんてことがあり得るので非常に危険な政体となります。

そこまでいかなくても、最大権力者が失政を犯した時に、責任を取らされて政体が解体し、政治の空白が生まれる危険があります。政治の空白って言うのは、法律も何もへったくれも無い状況でなんでもありになってしまう非常に危険な状況です。人を殺しても裁くものが居ないって言う状況ですからね。殺し放題やりたい放題です。

ドイツ皇帝やフランス皇帝は戦争に負けて皇帝が追放されましたが、その後不安定な状況が続きました。

また、もう一つの問題としては、強大な権力は、必ず腐敗するということです。短期的には優秀な絶対君主制ですが、調子悪い時も含めると、トータル的にはパフォーマンスが悪い政体なのです。

共和制のメリットデメリット

続いて、共和制をみていきましょう。

アメリカに代表される共和制は、君主ではなく、人民が権力を持っている制度で、基本的に選挙で代理人を選択肢、権力の行使を委ねるといった政体です。

絶対君主制と異なり、任期があるので、権力の集中が起こりづらく、腐敗しにくいため、長期的に安定した政体と言えます。失政が発生したら選挙によって平和的に権力の移譲が行われるのもポイントです。失敗した場合でもダイナミックなチェンジも起こりやすいです。現在は、変化が激しくなっているので、変化に強い共和制は非常に優れた政体と言えます。

ただし問題もあります。

代表は選挙で選ばれるため、国民と同レベルの代表が生み出されます。その結果、衆愚政治に陥ってしまう可能性があるということです。

衆愚政治と言えば言葉が悪いですが、例えば、明日の食料に困った人であれば、明日食料をくれる人に投票すると思います。

明日食料をくれる人は一見、良い人に見えますが、明後日よくなるとは限らない。明日は食料がもらえても、明後日食料がもらえなくなれば元も子もありません。

本当にいい代表であれば、明日はちょっと我慢が必要かもしれないけど、明後日よくなる方法をとるはずです。しかし、明日よくなる方法のほうが目に見えてわかりやすいがために、目先の利害に左右されやすいという問題が起こり得ます。

立憲君主制のメリットデメリット

そして立憲君主制。日本やイギリスに代表されます。

立憲君主制は、君主の権力が著しく制限された政体で、権力の行使者は、共和制同様選挙で選ばれますが、それとは別に、伝統的権威者として国王が存在します。

国王は権力を持っていませんが、言葉を発すれば、皆がははーと、尊敬される人なので、権威を持ってして政治を動かすことができます。

例えば、戦争や大災害などが起き、政府が機能不全になったとしても、そこに国王が言葉を発すれば・・・、権力はなくても皆従うことになるでしょう。

もちろん、国王が頻繁に言葉を発すれば、権威がなくなってしまうので、よほどのことがない限りは発することはありません。

実際、昭和天皇が、立憲君主として動いたのは、226事件と終戦の時のわずか2回だけでした。

欠点としては、君主制であることには変わらないので、共和制のようなダイナミックな変化が起こりにくいということでしょうか。

それぐらいで、変化しないというわけではないので、長期的には最も安定した政体と言えます。


引用元

1: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)16:29:35 ID:wtE
皇室とか王室を置きつつも憲法を基本とする法治主義の形態なんだけど、
なぜこんな制度が存在しているのか?

2: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)16:32:48 ID:wtE
本来、国会の意思決定の頂点に王様おいて政治やってたのに、なんで
議員制にしながら王様のこしてるんだろうな

3: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)16:32:51 ID:vBV
王室や皇室の人たちが法を無視して世間で勝手な事をされるとやっぱ困るんだろう
歴史的に見てもそういう事恐らく多かっただろうしな
秦では大陸統一前から法治国家だったし、その思想も国家を強くするためで
王族が好き勝手やると国力減退して困る事多かったんだろうな

5: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)16:34:46 ID:vBV
元老院が今でいう参議院
良識の府みたいな役割だったとかそういう事?
今の参議院に良識があるのかどうかはわからけど

6: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)16:36:17 ID:Yh1
フランス革命みたいに
王政を廃止しちゃうと議会が運動によって非合法な手段でしばしば覆されて
政府が成り立たなくなる事がある
タイではクーデターがしばしば起きるけど、王政を敷いてるから安定してる

11: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)16:40:09 ID:wtE

>>6
タイの王様って絶大な権力があるわけじゃないんだよな
首相のほうが権力あったりするわけで

ただし、軍部も権力持ってて首相から独立してるような感じ
クーデター起きても王様が「よきにはからえ」っていえば公然と
軍部が首相を更迭するという流れになるか

王室と行政府と軍部の三権分立なのな

23: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)16:46:40 ID:xuw
そもそも「象徴天皇」なんてやり方自体
アメリカによる占領政策でしかないからな
なぜ天皇があるのか、ではなく、なぜ廃止しようとする奴等が必死なのかを語るほうが事実に即する

27: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)16:49:52 ID:wtE

>>23
廃止させたい理由を考えると、俺の少ない脳みそでは
1)民主主義を標榜しているアメリカとしては廃止が妥当
2)共産主義以外を打倒することを標榜しているソ連としては廃止が妥当

くらいじゃないかと思う

35: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)16:55:44 ID:xuw
>>27
つまり「侵略」が目的なわけで
この場合、物質的な占領行為でなく
まずイデオロギーや、国体を弱体化させることによって
実際の侵略をしやすくすることが目的なんだから
「当然」「日本を侵略しづらい原因」が「天皇」にある、と侵略側が考えているからに他ならないだろ?
なぜ、無くしたいかを筋道立てて説明するとするなら

39: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)16:58:26 ID:wtE

>>35
終戦直後の事情としては
日本「おまえらに併合される気はさらさらねーから!(迫真)」
といったところだった・・・か?

つまるところ、当時の事情としての自主独立の象徴であったと

48: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)17:02:48 ID:xuw
>>39,40
マッカーサーが「天皇を攻撃すると日本人は猛反抗する」と判断したから
天皇の廃位は諦めたってことらしいな、マッカーサー回顧録によると
左翼もそう分析してるから表立っては廃止とは言わない

28: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)16:50:58 ID:wR3
わりとなんにでも文句言う日本人が天皇制だけ9割以上のひとが維持を表明してるのは
なかなかすごいこと

33: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)16:53:56 ID:wtE
>>28
そういうところがあるから廃止する正当な理由が見当たらんのかもな
戦勝国、敗戦国にかかわらず、欧州の王室もそういうのがあるんだと思う

63: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)17:12:48 ID:wtE
そーいや、明治以降の天皇陛下って、国の意思決定について責任もたないんだっけ?
新憲法下では法律の公布をするけど、内閣の助言と承認の元にするから責任の追及のしようがないということでおk?

67: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)17:15:04 ID:vBV

>>63
伊藤博文がね、皇室の存続を考慮して
もしも天皇の意思で政治を間違えば非難の矛先が皇室へ向く
それは皇室の存続を危うくするという事で、天皇に責任が及ばないようにしたという説がある

実際に大日本帝国憲法では
天皇陛下って独裁ができるような憲法じゃなかったんだよね

71: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)17:19:02 ID:wtE
>>67
昭和天皇の戦争責任問題にもつながってくるな・・・なるほど

75: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)17:21:02 ID:vBV
>>71
基本的に内閣で決まった事にハンコを押すだけというような感じだったんじゃないかな
ご聖断を下すという非常事態の場合も、2名のアドバイザーのような専門家の意見を聞く必要があったはずだと記憶してる

68: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)17:15:16 ID:xuw
>>63
それこそが立憲君主制の最大のメリットと言えるだろう
責任は国民の選挙に任せて
王の権威は存続できるという

73: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)17:20:39 ID:79r
今後は立憲君主制の冬の時代が来るだろうね
イギリス然りタイ然り日本然り、カリスマ的な君主が長期にわたって統治してきて国民はそれが当たり前になってる
不人気な後継が即位した場合、制度自体がかなりの逆風にさらされることになる

111: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)17:49:57 ID:vBV

歴史オタクの俺の大きな疑問

なぜ日本のどんな権力者も皇室を潰さなかったのか
権力者にとっては都合が良い面もあるだろうけど
悪い面も相当あったはずだと思うんだよなぁ

115: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)17:57:51 ID:wR3

>>111
全部ひっくるめて、これっていうのはないが
それぞれの時代においては存続に意味があった

唯一足利尊氏を除いて
あいつは本気で天皇を廃止(乗っ取ろうとした)し、そしてそれが可能な地位&遺言まで残したが
後に続くものがそれはいけないとやめた

ただそれはいけないという空気に負けた日本史唯一の男

116: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)17:59:12 ID:vBV

>>115
恐らく信長もなんだよな
安土城の天守閣から見下ろせる位置に天皇の住む部屋を用意していたとか

そんな話を聞いた気がする

113: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)17:54:03 ID:wtE

明治以降の植民地争奪競争で対外の圧力で消滅した王室はありそうな気がするが・・・
このあたりは詳しくないな・・・

朝鮮半島にあった王室って、もしかして大日本帝国が実力で排除してないか?

114: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)17:55:09 ID:vBV

>>113
ドイツ・ハンガリー・ロシア・エチオピア

いろいろありそうね、あんま王室はわからないけど

117: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)17:59:32 ID:wtE

>>114
第一次世界大戦のドイツは、皇帝が自ら退位宣言してなかったか?

インドとか東南アジアあたりはありそうな気がするが調べてない・・・

119: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)18:00:26 ID:vBV
>>117
でも、それって結局負けちゃったからじゃない?
アホみたいな負債を背負わされたんだよね
もう一生こんな金返せんわ~みたいなほど

118: 名無し 2016/12/31(土)18:00:19 ID:V0G
君主制度と民主主義をうまく調和させるためのツール

120: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)18:01:00 ID:wtE
>>118
なんで民主共和制にならんかったん?てあたりが欲しいな

121: 名無し 2016/12/31(土)18:02:10 ID:V0G
>>120
君主制度を国体として残すことで
民主政府が機能不全に陥ったても
安定した国家体制を維持するため

124: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)18:04:21 ID:wR3
>>121
それもはや呪文のようにいわれるけど
日本の皇室は政府から独立してないから政府が機能不全になったら
皇室も機能不全になるよ日本は

126: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)18:05:35 ID:vBV
>>124
皇室が機能不全になったとしても
陛下がTVやラジオで国民になんらかの意思を表明してくれれば
その期待に応えようとする国民はんー百万は行くかもよ

128: 名無し 2016/12/31(土)18:06:38 ID:V0G
>>124
王室とか皇室が政府から完全に独立するのは
難しいだろう。完全独立するにはバチカン市国
みたく主権国家として独立しないと

131: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)18:08:07 ID:wtE
>>128
あれは見事な政教一致のように見えて政教分離だよな

137: 名無し 2016/12/31(土)18:11:05 ID:V0G
>>131
イタリアとバチカンの関係を
日本やイギリスに当てはまるのは
難しいけどね

142: 名無し 2016/12/31(土)18:15:10 ID:V0G
>>140
イギリスでは国教会のトップが女王だけど
政府のトップは首相だからね
日本は国家神道が戦後には解体したし
天皇の宗教的役割は大きくない

146: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)18:18:37 ID:wtE
>>142
おおう、キリスト教派閥があったな・・・

153: 名無し 2016/12/31(土)18:24:30 ID:V0G

>>146
イギリスは国教会
イタリアやフランスはカソリック
ロシアやギリシャは正教会
ドイツやアメリカはプロテスタント

イロイロとメンドくさいよね