世界中に民主主義をばらまくことになったフランス革命。
民主主義によって生まれた圧倒的な市民軍の強さは世界中の国々を民主主義にしてしまいました。日本では民主主義はお上から与えられたものなので適当な感じですが、、ヨーロッパの人たちの民主主義的活動は凄まじいものがあります。
昨今、イギリスではEU離脱を国民投票にかけ、本当に離脱が決定してしまいました。また、スコットランドの独立も否決されましたが国民投票が行われ接戦を繰り広げました。
日本では勝手にお上が決めてしまうようなことまで、民衆レベルで投票を行っています。
そんな民主主義の契機となったフランス革命、サクサクまとめてみました。
フランス革命はなぜ起こった?
当時フランスの既得権側であった貴族や聖職者が、既得権益に執着し、新興勢力の富裕市民への分配を拒んだことにあります。貴族や聖職者は税金を取られず、その分市民から大量に税を徴収する国家モデルでした。
よく見る画像が、
石の下に倒れているのは、当時税を徴収されていた第三階級の市民。石の上に乗っているのは、第一階級、第二階級の聖職者、貴族。
このようなめちゃくちゃな状況に市民の不満が爆発したのは無理もありません。
そのまま既得権の総本山である国王までやっつけてしまいました。ギロチン処刑です。
フランス革命の余波
フランス革命によって国王が処刑されてしまいました。本来なら隣国は強いと困る敵国な訳ですが、フランス革命の場合様相が違います。周りの国は全て王政を取っていたので、フランス革命が外に広まってしまうと、自分の国が、その国の市民によって倒されるということが起こり得ます。これは非常にまずいということで、イギリス、プロイセン、オーストリア、スペインなどなど、フランスを囲む国が皆結託し、フランスを潰しにかかりました。とりあえず革命やめて王政に戻れと。
フランス市民軍は強かった
ナポレオンが出てきたのも大きいですが、フランス市民軍は強かった。周りの国は金で雇った傭兵部隊が主流なので、死にそうになったら死ぬ前に逃げる、士気の低い軍隊でした。それに対し、フランス市民軍は自分たちで作った政権であるという意識で戦っているので、士気が高く死なば諸共勇敢でした。
ということで、周りの国々はフランスを倒すことができませんでした。
最終的には、行き過ぎてしまったため、ナポレオンは敗れてしまいますが、フランス革命の流れ自体を止めることはできませんでした。なぜならば、フランスに勝つためには周りの国でも士気の高い軍隊が必要になり、そのためにはこれまでのような市民から搾り取る政策ではなく、優遇していく政策を取る必要に迫られたからです。農奴解放なんていう言葉もありますが、それもその一環です。
一度時計の針を進めてしまうと、アンシャンレジューム(旧体制)に戻るということはないということであります。
日本ではなぜ革命が起こらない?
日本では有史以降一度も革命が起きたことはありません。大化の改新、戦国時代、明治維新と革命並みの大変動は要所要所で起きていますが、革命自体は起きてません。
歴史年表を見ても日本だけずっと変化なしです。とても不思議な現象です。
要は、分配が割と上手くいっていたということなんだと思います。歴史的にみて、一部の人に権力が集中することはあまりなかった。摂関政治にしても執権にしても、管領にしても、トップが自ら政治を行っているというよりは誰か代役に任せたりしていたので、独裁的になりにくかった、分配が上手く回っていた。海外だと独裁的な権力者がヴェルサイユ宮殿やらなにやら贅の限りを尽くした世界に名だたる輝かしい建造物を作ったりしてますが、日本だとそんなものどこにもないですからね。権力者といえどそんなに贅沢できなかったということでしょう。
以下2chまとめ
フランス国王ルイ20世万歳!
国民に飢え死にスレスレの生活をさせて、
一部の貴族が遊び暮らしたり、海外戦争で浪費したり。
フランス革命が暴走したのは事実だが、
王制が倒されても自業自得の当然。
王家や王政が問題なのではないのでは?
パリ高等法院などは貴族の封建的諸特権を擁護する牙城のようなものなのに
パリ市民は革命以前は王家と対立するパリ高等法院を支持していたし、
市民とされるブルジョア、貧民もかなり問題があると思う。
少なくとも王家と政府はなんとかしようといろいろ手段を講じようとしたけど
それを邪魔してきたのはパリ高等法院とそのシンパ市民じゃないの?
高等法院は第三身分も参加する三部会のみが課税の賛否を決められるとか、
そういう第三身分に聞こえのいいことも言ったからね。貴族特権の維持拡大の
為の王権の掣肘が腹の底にあったにしても。
今まで絶対王政で好き放題やって行き詰った後になってから高等法院復活させるから
そうなるんだよ。モールパ爺の言うことを鵜呑みにしたルイ16世がアホ。
イヤ、僕が言いたいのは、どこの国でも貴族が一致して国王サイドに立つ事はなく、
特に規模が大きい大貴族は、所領などで王室と競合する為にむしろ国王の権限を
縮小しようとする傾向がある。と言いたいのです。
三部会だってルイ16世治世下での王政改革をむしろ中止にしたいが為に
貴族は国王に迫って開催させたのでしょう。
アンシャン・レジーム末期の王政改革には、経済の自由化や税収拡大など
の為に貴族の特権を剥奪したり、貴族への課税を計画したり、どちらかと
言うと結果として王権強化、中央集権化を目差した改革ナ訳でしょう。
だから地方貴族は、とくに地方の大貴族は、王政改革に大反対して三部会招集となった。
宮廷貴族にも反対派がいたけど、逆に王政改革に賛成するラファイエットらの
自由主義改革派の宮廷貴族も居た訳で、王権に寄生している性格の強い宮廷貴
族の方が、王政改革に賛成という変な逆転した構図が見られる。
それと外交だな。
米国の独立は明確に西仏の後押しがあった。
こういう国の北米植民地の独立は遅れるからな。
フランス革命は英国の対仏外交と言う視点も必要に思う。
と言うかかなり決定的だったろ。
日本国憲法の理念の源流となった人類普遍の原理を高く
掲げたフランス革命は世紀を越えて輝く!!!
民衆万歳!革命万歳!圧制者を倒せ!!ギロチン万歳!!!
あれはただの集団ヒステリーだろ。
人畜無害だった王妹までぬっころしたあげく政体がコロコロ変わる始末。
ロベスピエールなんてどこを評価しろと言うのか…
ロベスピエールは全面的に正しい。
今の下層階級の革命戦士がサンキュロットと、
共産党や社民党がジャコバン派とダブって見える。
1790年 メートル法制定
1792年 地球子午線の測定
1794年 エコール・ポリテクニーク創立
1795年 モンジュ『画法幾何学』
1796年 ラプラス『宇宙論』
1797年 ラグランジュ『関数論』 ルジャンドル『幾何学』
1798年 ルジャンドル『整数論』
1799年 ラプラス『天体力学』第1巻
フランス革命の恩恵を、ギロチン・恐怖政治なしで、
手に入れることが出来たこの点で評価すべし。
建前としてはな
中国とかポルポトとか、スターリンとかと比べると、人数も人口比も少ないよね。
むしろ、後のヴァンデ戦やナポレオン戦争のほうがいっぱい死んでる。
一番過激な連中がスケープゴートの政治家を作って切り捨てたわけだし
フランス革命は世界史上で最も偉大な出来事
解放なんかしてないね。美化し過ぎ。
フランスは今でも実質階級社会だし。
ルソー信者の阿呆左翼が王族を殺して、ホロコーストして
その頭のロベスピエールやサンジュストがやられて
ダラダラした後に田舎の貴族を皇帝にしただけ。
立憲君主制でゆっくり改革してればよかったのに。
みんなが上昇志向で受験地獄になる儒教圏の国よりは、
労働者階級もそれなりに人生をエンジョイできる欧州も、
けっして悪くはない。
階級分化して社会を安定させようとするのは結構必然的な流れな気が……
今、調べてみたけどDVD化はされてないらしい。観たいな。
『ダントン』は、始まった時点で恐怖政治時代だった。
もうダントンが半ば以上投げやりになっていて、「オメーらにはついていけねーよ」という感じ。
あまり権力闘争が描かれるわけではなく、どんどんロベスピエールとサン=ジュストに追いつめられて
ギロチン。クビがザックリとなるとこまで描写されてたよ。
最後は割と鮮明に覚えてる。
ロベスピエールの下宿にサン=ジュストがうきうきしながらやってくる。
サ:マキシム(ロベスピエール)!やったぞ。民衆は騒がなかった。
ロ:(寝起きでぐったりの状態)
サ:これでやっと理想の政府がつくれるぞ!
ロ:(沈黙ののち)夢をみていた…(以下、よく覚えていないが、これでいいんかなあ、と
自分たちの行いや人生に懐疑的なことを言う)
サ:君は人生に絶望しているのか?ならば、自殺したまえ!
その後、下宿のおかみか誰かが子供を連れてきて、ロベスピエールに、人権宣言か
何かを暗唱させる。
子供が「何人も~…」と棒読みする中で、ロベスピエールは何かに恐怖するように沈黙
しつつ子供を眺める。
スターリン50万~700万人
ヒトラー1100万人
ポル・ポト120万~170万人
とか言われているが、当時の人口の比率からするとフランス革命のもこれらに匹敵するんじゃないか (当時のフランスの人口は2750万人程度だったらしい)
ジャン=バティスト・カリエなんかは、最低でもナチスの強制収容所の所長クラスの責任が問われるレベルだと思う。
日本で最も人道的な刑…切腹
切腹は「人道」というより「名誉」だわさ。
ちなみに軍人系は、銃殺は名誉で、絞殺は不名誉。
それにしても溺死刑はインパクト大だねぇ。
こいつには「人道」や「名誉」なんて概念が入る余地は一切無い。あるのは「効率」のみ。
ブルジョアは別に人権、民主主義を信奉していたわけではなかったが、
クーデターのための便利な「看板」として使った。
また、一般大衆は便利な鉄砲玉として使った。
鉄砲なんて手に取ったこともない貧乏人にそもそも戦争ができるわけがないんだが、
その貧乏人に鉄砲を配給して訓練した組織がいるはずだ、と考えないといかんな。
「立憲君主制にすんなり移行」なんて甘いことはできない罠。
食うか食われるかだ。相手の息を止めないといけない。
この3人みてると革命と帝政期をしぶとく生き残って
裕福なまま老後を過ごした人で道徳的な人なんているのかな、と思う
やっぱいい人って損をするもの
悪い人もいい人もたくさん殺されたりしたけど、この3人はただ運がよいだけか
それとも何かこの人達に運命をうまくすり抜ける業があったのだろうか
ちなみに評判わるいけど、タレーランは好き
あの時期のフランスにこの二人があらわれるなんて歴史ってすごい
タレイランの外交術もナポレオンの軍事力があったからこそ
ナポレオンは軍事の天才の上に統治者の能力あるからな
軍事だけの脳みそだったらきっと実権は影でタレイランが掌握したかも
たしかにタレイランは誰かをかついでその下で色々やるのが好きそう
ギンギンの権力欲がないイメージ そういうのって野暮だと思ってた
のかな 由緒正しい生まれのお貴族さまだったから
国王や貴族や反革命勢力を大量処刑したからこそ封建制が一掃され
民主主義が確立した。一方、日本では天皇を処刑しなかったから
未だに民主主義が根づかない。
共産=悪とも限らないだろ
独裁でもナポレオンは民衆には優しかったよな
大量虐殺者であるということが
しばしば両立するのが世界史の恐ろしいところだな
引用元:http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/whis/1286306945/