孫子の描く最強のリーダー像。〜名声を求めてはならない〜

戦って勝つ奴は無能で、戦わずして勝つ奴こそ有能であると言っている孫子ですが、戦争で勝つためにどのようなリーダーが優れているのか。孫子の描くリーダー像を紹介したいと思います!

参考動画

孫子が指揮した逸話
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呉の王から孫子の言う兵法に従って宮中の美女180人を指揮してみせよと命ぜられた。

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孫子は美女たちを2隊に分割し、王の妃二人をそれぞれの隊長にした。

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そして、孫子は自分の命令に従って動けと命令した。

しかし、、、

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実際に命令すると、女たちはゲラゲラと笑いまるで動かなかった。いくら説明しても改善が見られなかったので、、、

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命令の意味がわかっているのにやらせないのは隊長の責任だとして、、

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切り捨てようとします。

この時、

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王は孫子に切るのを止めさせようとするが、、、

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孫子は、将軍として軍中にいる限り、君主の命令といえど、聞き入れられないと言い、

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殺してしまいました。

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この後、別の隊長を選び、同様の命令を出したところ、一糸乱れず動くようになりました。

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孫子「王の思う通り、火の中水の中でも活かせましょう」と報告したのでした。


王の目の前で、王の妃を切った孫子は後で王に殺されるかもしれない、決死の覚悟ですが、それを許して登用した呉の王もなかなかすごいところですね。

このエピソードは二つのことを伝えています。

軍令の厳しさ

組織はルールに従って動くもので、ルールにみんなが従わなければ動かない。

将軍の威厳 

将軍は現場の最高責任者で、王から全権を委任されて軍を動かす立場である。全権委任の後は、例え君主の命令であろうともいうことを聞かない。

→それをわかってくれる君主の度量が必要。今風に言うと、いい社長がいないと、良い中間管理職が仕事できないとも言える。

将軍に必要な5つの能力

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智・・知性

冷静な判断力

信・・信頼

仁・・思いやり

勇・・勇敢さ

厳・・厳しさ

の順番で重要で、バランスも重要。

5つのタブー

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必死は殺され

生きて帰れない覚悟をする将軍は結局殺されてしまう。

必生は虜にせられ

逆におじげついて生きることを求めると、結局捕虜にされてしまう。

忿速は侮られ

怒りに任せた拙速の行動は侮られ、

廉潔は辱められ

度を過ぎた清廉潔白さはそれを逆手に取られて辱めを受ける。

愛民は煩わさる

民への慈しみの気持ちが過ぎると、戦闘に専念できない。

バランスを欠いて極端な行動をとる将軍はダメだということ。

と言ってもバランスよい人はなかなかいないので、

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長所・短所を自覚しているかどうかが重要である。

孫子の部下操縦法

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兵士は親しくすれば従ってくれる。だから優しく信頼関係を保つのが先。信頼関係ができたら厳しく罰を適用していく。この順番が大事。最初から厳罰だけだと信頼は得られない。

これは、孫子の時代は、プロフェッショナルな常備軍ではなく、必要に応じて、徴兵しているアマチュアの兵士で構成されていたために起因する。今だとアルバイトを操縦する幹部社員とかに使えそうですね!!

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将軍と部下との間には血縁関係はないが、可愛い赤ん坊を見るように接せよ。そうして初めて危険犯すことができる。

将軍のあるべき姿

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君主の命令は100%完全ではないため、将軍がストップかけることもあり得る。

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戦争のあり方に従って、計画段階で勝つことができるならば、君主が戦うなと言っても将軍は戦っても良い。

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戦上手のものは、計画段階で勝算が立っている時に勝つので、本当に戦上手のものは、戦上手という名声が上がることもなく、武勇を振るったという記録もない。計画段階で勝算が立てている場合、大奮闘になることはない。

名声を求めて進んではいけない。

ということで、孫子の描く最強のリーダー像でした。

言ってることはごく当たり前で、誰でもやろうと思えばできそうなことではあるのですが、徹底するのは非常に難しそうですな。君主の妻を切るとか怖くてなかなかできないっしょ。会社組織でいうと、会社躍進のために、上位取引先を切るとかそういうことになると思いますが、それができるような人なら、中間管理職なんてやらずに自ら社長やるんじゃないかと思いますね。部下上司ともにこれを徹底できていたら、物凄い綺麗な世の中になってると思いますよ。

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